
短期の語学留学って実際どうなの?
On 10/08/2019 by Nao1510私はオーストラリアに行く前に3回語学留学をしたことがあります。1回目はカナダ、バンクーバーで3週間。2回目は会社がニュージランドのオークランドに4週間行かせてくれました。3回目はスペインのバルセロナへスペイン語留学をしています。
語学力が上がったかどうかは別として結果的に私はどれも行ってよかったと思っています。
迷っている方がいたら参考になればと思います。(あくまでも個人的な意見です)
- 語学学校で語学力は向上するか
個人的にはあまりしないと思います。
その理由の1つ目は、語学学校は、英語を学びにきている人しかいないので、ネイティブとコミュニケーションをとったり、知り合う機会は少ない。積極的に学校外のイベントやグループに参加することが必須。
語学力がすでに高い人は容易にできると思いますが、大概の人には難しい。
2つ目の理由は、どの日本人に限らずどの国の人も同じ国の人とつるむのがラクだということ。
カナダへ行ったとき、私の英語力は悲惨でした。なのでもちろん下の方のクラスで、つまりみんなそこまで英語が流暢じゃない。
それでも会話はできる。「仲良く」なれる。
でも、深い話はできない。自分の意見をぶつけあう議論もできない。
何語を話していようと人と本当に仲良くなるとき、深い話は必須。特に、異国の慣れない環境で不安やストレスがあるの中、「How are you?」だけでは仲良くなれない。
そうするとやっぱり、深い話ができる自国の人と飲みに行きたくなってしまうもの。
実際に語学学校では、同じ国の人通しでグループになっているのは普通の光景です。
3つ目は商売目的の学校が非常に多いこと。
英語圏の学校には語学学校がたくさんあって、そのクオリティはピンキリ。厳しいところもあれば楽なところもある。
私はオーストラリアで大学付属の、その大学で勉強するための英語の学校へ行きました。先生は言語学のプロも多く、語学学校とは求めるレベルが違います。彼らは私たちを「大学に行っても大丈夫なレベル」に鍛え上げる使命があります。語学学校の先生にはありません。それはやっぱり教え方に影響すると思います。
- でも良い学校もある
語学学校の中にも語学の向上に力を入れた良い学校はあります。
私がオークランドで通った学校は、よかったと思います。
特に、毎週金曜日にエッセイを書くテストがあり、それを添削して月曜日に返してくれます。
Writing力を上げるのにこの「添削してもらう」という行為は非常に重要です。なので探せばちゃんとしたここまでしてくれる学校ももちろんあります。
- 語学学校で語学力を効率よく上げるには?
語学学校および語学留学の機会をINPUTの場ではなくOUTPUTの場として活用することが良いと思います。
英語の勉強は実は日本でも十分にできます。正直、留学なんて全くしなくても英語がペラペラな人もいます。でも日本にいてなかなか得られないのはOUTPUTの機会だと思います。
実際に話さないと話せるようにならないからです。
私も会話はある程度のレベルまでは日本で自分で勉強しました。それをさらに自然な表現にしたり間違いに気がつくのに、人との会話が役にたちました。
お金と時間をかけていくので、話すチャンスをチャンスを最大限に活用できれば短期間でも有意義な留学になると思います。
- 学校外の遊びに積極的に参加すること
ただ遊びにく、飲みにいくだけでも良いのです。
外国にいるという地の利を活かして積極的に外に出ていくことが大切です。
なぜなら、先に述べたように学校にネイティブは先生しかいないのです。学校の外国の友達や日本の友達と英語で会話を続けているなら無理に外に出ていく必要はないですが、英語を話す機会が少ないな、と思ったら学校の外で試してみるのがいいです。
観光案内所でいっぱい質問するもよし、人に道聞くのもよし、なんでもありです。
とにかくOUTPUTしていく場を増やすことが大事です。
- でも正直ただいくだけでも大丈夫
色々自分勝手に書きましたが、実際にはただいくだけでも良いです。笑
外国に行けば、そして英語でコミュニケーションとろうとすれば、大概の人は自分の英語力の不足に気がつきます。英語力がめちゃくちゃ高い人でさえまだまだと思います。
でもそれに気づくことも成果です。
「意外に自分話せないな」とか「もっと頑張らなきゃな」と思うだけでも成果です。なぜならその後の努力につながるからです。
英語力をあげることよりも、その国の文化を肌で感じて、理解することが一番大切だと思います。言葉も文化のひとつなのでその生活への理解は重要だと私は考えています。
- オススメの学校の選び方
語学力の向上に焦点を当てたい人へのオススメの選び方は日本の留学エージェントを通さないこと。エージェントを通すと、学校に日本人が多くなるからです。クラスのほとんどが日本人になったりもします。
私はカナダへはエージェントを通して行ったので、日本人ばかりでした。
それはそれでものすごい良い出会いがたくさんあり、本当に深い仲の友達ができたので人生の中で大切な機会でした。でも英語の向上には障害となりました。
それを踏まえ、スペインへ行った時には自分で学校を探しました。そして日本人は私以外いませんでした。
また、学校への質問事項、滞在先の手配、授業の選び方、全てを自分で行うことになるため、その時点で英文メール書く機会があったり、説明を読む機会などがたくさん生まれます。
さらに現地に行って「日本語を使えない」となると「英語で伝えるしかない」のです。
というわけで、いちから自分で行うことをオススメします。
- まとめ
短期間、語学学校に通うこと自体は英語力の向上に繋がるとはなかなか言えないです。結局はどの程度本気で、取り組むかによるのですが、あくまでも「きっかけ」と思った方が良いと思います。
語学力だけに着目した場合、海外の大学とその準備クラスへ通った私としては、大学へ行くことを目指した方がよっぽど効率的です。(大学に行くか行かないかは別として、行くレベルに到達するという意味)
英語力向上したくて、お金と時間に余裕のある人は短期でも海外の大学に行くことをオススメします。
そこまでお金も時間もないけれど語学留学したい方は、語学学校と海外滞在期間をOUTPUTの場として、最大限活用できるようにすることをオススメします。
ある程度語学力に自信がある方は私がトルコやメキシコで行ったようなボランティアもオススメ。ずっと英語です。話さざるを得ません。ネイティブはいなくともヨーロッパの人なんかは本当に英語ペラペラです。いい勉強になります。
そこまで意欲はないけどちょっと興味のある方、ぜひ行ってみてください。もっと興味を持って今後の意欲になるか、興味が失せるかはわからないけど、どっちにしろ行ってみないと好きか嫌いかわからないし!!
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私もオークランドの学校は良かったと思います。
アメリカで今私が思う事は、やはり英語は使ってなんぼ。
使えば使うほど良くなりますね!
でもそれは日本(どこ)でもできるんですよね。
英語を使って何かをする事に、英語習得にとって一切無駄は無いと思います。
自分を追い込めば使う気になりやすい、そういう事だと思います。