
念願の海外就職 – 夢は叶うものだと伝えたい!-
On 29/09/2020 by Nao1510
20歳のとき、初めてカナダに1ヶ月ほど行ってからなんとなく海外で働くことに憧れていた。
新卒でラッキーにもグローバルな会社に入社し、たくさん海外出張していく中でやっぱり現地で働きたいという気持ちともっと英語がうまくなりたいという気持ちがどんどん強くなった。
というわけで4年半働いた会社を一旦退社し、オーストラリア留学をした。
このとき、勉強の傍、就活もいっぱいした。ただ、オーストラリアでは労働権なしでの就職は非常に難しい。レジュメを出す段階でビザの有無を確認される。ビザなしだとよっっぽどのことがない限り、連絡が来ることはない。
というわけで大人しく帰国した。帰国後、無事またグローバルな会社での就職が決まり、生活は安定していて、家も会社も大好きで、恵まれていた。
でも心のどこかでオーストラリアに就職できなかった敗北感と、日本の社会的プレッシャーによって精神的に不安定になることがしばしばあった。
そんな中でオーストラリアにいるパートナーと一緒にいることを決めたので、再度会社をやめ、またオーストラリアに引っ越してきた。
今度はパートナーのおかげで無制限の労働権があるので、就職は決まるのではと夢見た。
そして、労働権がある状態でオーストラリアに引っ越してきて本格的に就活を始めたのは3月下旬。
数週間でリクルーターがあり、オンラインでの面接がアレンジされ、大手メーカーの一次面接を見事に通過した。
二次面接は対面だと言われたのだけど、会社はシドニー、私はブリスベン 。コロナウイルスのせいで州境が閉鎖。シドニーへは行けないまま面接はHoldとなった。
そんな中、Linked in でベンチャー企業から直接連絡があった。ポリマーの経験がある人を探しているんだけど、興味があったらレジュメを送ってくれないかと。
Job descriptionを送ってくれるようにお願いし、受け取ると仕事は内容は非常に面白そうだった。
小さなベンチャーなので、私はいわば、化学部門のトップになれるのだ。なので面接を受けてみた。
意気投合し、先方はすぐに契約書を送ってきた。
でも、、急にfundingがうまくいかなくて、契約書にサインできないと言われた。
小さなベンチャーなので、大きい会社からの投資によって成り立っており、これまたコロナにより投資どころではなくなったみたい。
これは相当ショックを受けた。一旦持ち上げて落とされた気分。わたしのパートナーはキャリアをとても重要視するので、彼に嫌われるのではというプレッシャーと金銭的プレッシャーが相まって、もう精神的に崩壊しそうだった。
そこから本格的なロックダウンが始まり、レストランやカフェでさえも働けなくなった。
それでも色々とレジュメを送りまくった。ある商社とも意気投合したのだけれども、ビザのせいで落とされた。わたしのビザはbridging visaAと言って、パートナービザが降りるまでの仮のビザ。無制限の労働権があるものの、Permanent resident(PR)しか採用しない企業もあり、PRがないという理由で断られた。あるリクルーターにはPRがないと面接すらできないと言われたこともある。
そんなこんなで絶望の中、takeawayのお寿司やさんで働き始めた。でも残業代は一切出さないという違法っぷり。社長になんで残業代出ないの?おかしくない?って聞いたら、30分後にクビになった。笑。←この話は今度もっと詳しく書こうと思う。
次いで。2020年7月高級レストランで働き始めた。高級なだけに厳しいものの、法律にきっちり従っているため、ストレスためながらも頑張って働いた。
それでもプライドはもうずたぼろ。一生懸命受験して、大学でも勉強して、修士まで取得して、大手企業2社で一生懸命働いて、海外出張もしまくったキャリアウーマン。その上で最終的にレストランで働いているなんて!
*決してレストランワークが悪いのではなく、わたしのキャリアパスと全くあっていないので残念ということ。実際わたしはこのレストランのFloor managerのmanagement能力を猛烈に尊敬してる。
泣いて泣いて、泣きまくって、こんな精神不安定な人と一緒にいるパートナーを不憫にさえ思った。
あきらめ半分ながらも毎日求人をチェックし、応募を続けた。ある会社の面接を通過し、Referee check、健康診断、オンラインテストを受験し、
ついに!ついに!
ついに!!!
仕事が決まった!!!!
フルタイムではなくパートタイムだけど、Contractorなので、契約更新できるようにがんばらなくてはだけど、
仕事決まった!!!!
しかも超大手!今まで従業員約2万人規模の会社で働いて、大手だーと思っていたけど、今回はその10倍以上でかい。
おおおおぉーーー!自分でびっくり。
20歳のとき、ほんのり夢見始めた海外就職。
Perfectな形ではないにしろ、32歳の今、12年かけてその夢を叶えたのだ。
12年ってめっちゃ長くないですか?
この12年間であきらめることは非常に簡単だった。
いつでもあきらめられた。
でもあきらめなかった。
心のどこかでずっといつかは海外就職したいと思い続けてた。辛くてもトライし続けた。
そして叶えた。わたしは今、オーストラリアで、100%英語環境で働いている。
今コロナ真っ只中で、渡航制限によって留学をあきらめたとか、進学をあきらめたとか、大変な状況にいる若い子がたくさんいるとニュースで見たけれど、
挽回するチャンスはたくさんあるから大丈夫だよ、と伝えたいです。
留学も進学も、何歳になってもできるよ。(実際わたしは経済的な理由で29歳で留学した)
だから、もしも夢があったら、チャンスが巡ってきたときに逃さないように今できることを一生懸命頑張って!!!
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